2023年後期 ラボ探検A (学内向け)

内容

 実部と虚部が共に整数である複素数の集まりをガウス整数環と言います。つまり、

$$\{a+b\sqrt{-1}\;| \; a,b: \text{整数}\}$$

ガウス整数環は通常の足し算と掛け算で閉じており、「環」と呼ばれる代数構造を持ちます。ガウス整数環は通常の整数のように素因数分解の一意性が成立することが知られており、様々な整数問題に応用があります。ラボ探検では、代数的整数論の入門として、ガウス整数環の基礎について紹介します。

日程

11月頃に2日程度を考えています。詳細な日程はメンバー確定後、相談して決めたいと思います。2回の予定は次の通りです。

1回目: ガウス整数環の紹介 (講義形式)

2回目: 「ガウス整数環を題材にした研究討論」と「院生や卒研生との雑談」

ラボ探検に参加すれば、数学コースで学ぶ内容や卒研の雰囲気などが分かるかと思います。興味のある人は気軽に参加してみてください。

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